■ロッチ(『キングオブコント2015』)

後に「ロッチ現象」と呼ばれ、『キングオブコント』予選システムの変更にも影響を及ぼしたといわれる15年のロッチ。1本目に「更衣室」でトップに立つも、ファイナルでボケ・ツッコミを入れ替えた「タイトルマッチ」を披露し、大失速。コロコロチキチキペッパーズにタイトルを奪われている。

■オードリー(『M-1グランプリ2008』)

敗者復活戦から彗星のごとく現れた無名コンビ・オードリー。ナイツとNON STYLEが手数重視の競技漫才で激しくトップを争っていたこの年の『M-1』に「春日」という強烈キャラを投入。練りに練ってきたズレ漫才を披露し、トップに立った。しかし、誰もが2本目も春日のキャラを期待する中で別系統のネタを選び、NON STYLEに逆転を許した。この『M-1』がきっかけでスターダムにのし上がったオードリーだが、しばらくは諸先輩方から「2本目何やってんだ」と叱責を受けたという。

■笑い飯(『M-1グランプリ2009』)

笑い飯にとって8年連続8回目の『M-1』となった2009年大会。1本目の「鳥人」で審査員・島田紳助が100点を与えるなど高得点が揃い、1位通過。次の出番だったハライチ・岩井勇気が「笑い飯の優勝でしょ」と愚痴るほど笑い飯の優勝ムード一色だったが、2本目で、かの有名な「チンポジ」ネタを選んでパンクブーブーに差され、優勝を逃している。