◆転勤先では娘が保育難民になりかけた
当時、専業主婦だったのは不幸中の幸いでしたが、実は4月から病院で医療事務のパートを始める予定だった仁恵さん。すでに採用が決まっていましたが辞退せざるを得ず、断りの連絡を入れた際に担当者は「事情が事情なので仕方ないですけど……」とは理解を示すも、声の感じは明らかに不満げな様子だったそうです。
「ただ、こっちはそれを気にかける余裕がないほどドタバタしていました。なにより一番困ったのは娘の保育園。片っ端から連絡してみましたが時期的に4月入園は二次募集も締め切った後なので案の定(あんのじょう)全滅。
いくつかの園からは5月に追加募集を行う可能性があると教えていただき、そのうちの1つに入園できたのでラッキーでしたけど、引っ越してからの約1か月半は保育難民でした……」