◆「パッとしない」と思っても、それが今の本当の自分
白い服をユニクロで購入して写真を撮り直した由美子さんから「どの写真もパッとしないけど、この写真を登録して問題ないでしょうか?」と連絡が来ました。
見せていただいた写真は、今の由美子さんそのものです。
「問題ないですよ。その写真でお会いする男性は、写真詐欺とは思わないはずです。この写真で登録しましょう。もっといい写真にしたいなら、健康管理のためにもダイエットしてはどうでしょうか」
「やっぱり4年前より太ったってことですね。結婚するために頑張れるか分かりませんが、健康のためにはなるので考えてみます」
これが仕事なら、5年前の写真でも問題はないのでしょう。でも婚活ではどうしても最初に外見で判断され、若い人と比較検討されるのです。それなのに、由美子さんに限らずアラフォー以降の男女は平気で“昔の写真”を使って婚活してしまうことが珍しくありません。
本人だけは、「変わっていない」つもりなのです。実際に会った途端に相手のモチベーションが下がるのは、ほぼ自分が写真詐欺をしていると思っていいです。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
<文/菊乃>
【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt