◆元夫は南野の両親にも尽くす「人たらし」か

妻に対して、夫は非常に優しかったという。

結婚前から彼女の両親に電話をかけて気遣い、結婚して8ヶ月後に母親が急逝したとき彼女を支えたのも彼だった。介護が必要になった父を神奈川県の老人ホームに入居させて足繁く通ってサポートを重ねていたという。

南野さんのコンサートがあるときは、夫が父を会場まで送り迎えしていた。親孝行の南野さんからみれば、自分と両親に尽くしてくれる夫だったのだ。惚れ込んでもやむを得ないのかもしれない。

「究極の人たらし」だったという説もある。つまり自分の得になる人間に対して懐に飛び込むのがうまく、相手が心を開くとするりと入り込んで、よりよいビジネスをともにするふりをして横領したり資金流用したりするのだという。

外の人間に対しては「うちのカミさんが」とよく話し、実際に妻を紹介することも多々あったらしい。そのために相手が信用してしまったケースもある。

一方で、周囲に「妻は金づる」とも言っていたようだから、ずっと「夫を見守り続ける」と決意していた南野さんにとってはつらいだろう。最近も夫には愛人がいたらしいが、彼女は知らなかったようだ。