普段は何も考えずにゲラゲラ笑いながら聞いている番組である。しんみりすることもあるし、勉強になることもある。このときも、特にそのパーソナリティに対して不快感を覚えたわけではないし、お笑い的にも良識ある社会人としても信頼を置けるパーソナリティだと思っている。ラジオは毎週聞いているし、来週も聞く。だが、何かこのとき、感じたのである。
「これって、笑っていいんだっけ?」
予備知識として、トミー・ジョン手術についてはそれなりに理解していたつもりだ。主にヒジを悪くしたピッチャーが行う治療だが、稀に野手が行うこともある。自分の身体の別の部分から腱を切り取って、傷めたヒジなどの患部に移植する。リハビリに時間がかかり、選手として復帰するには1年以上を要する。「今季絶望」ってやつだ。日常生活ができるまでにも数カ月かかるらしい。米メジャーリーグではすでに一般的で、年間100人くらい受けてるらしい。最近じゃ日本の中高生でもトミー・ジョン手術を受ける人がいるという話も聞く。そんな感じだ。
110km/hの球速って、プロと比べれば話にならないし、大谷翔平やダルビッシュ有と同じ治療を施す必要があるのか、という違和感は理解できる。
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