番組は今回の企画冒頭、いわゆる吃音についてのクレーム騒動の経緯から、その後インたけに一切のテレビ仕事が入っていないことを紹介し、インたけのキャリアや現状、同居する母親の思いを伝える。
その後、インたけともプライベートの付き合いがあるというプレゼンターのナイツ・塙宣之が「このまま消えないために、番組ができることはないかインたけと相談した」として、インたけがドッキリの仕掛け人になる企画が実行されることになる。
ターゲットはチャンス大城、ドッキリの内容は「インたけ芸人引退ドッキリ」だ。騒動以降テレビに呼ばれていないこと、「芸人辞めろ」というSNS上のメッセージがあることなどを理由に、インたけがチャンスに「芸人を引退する」と告げ、そのリアクションを楽しむというものだった。
ドッキリが終わり、ネタバラシ。チャンスが「芸人引退を引き留めたい」という気持ちの裏にあった本音を明かし、『水ダウ』は「テレビに出るのにしゃべり方は関係ない」という“検証結果”に至る。VTRの合間にはスタジオゲストの伊集院光による的確かつ熱のこもったフォローアップがあり、番組は結果的に終始フラットな立場を崩さなかった。