そんな粗品を追う存在として、東の一番手と目されているのが、トンツカタンの森本晋太郎だ。学生お笑い出身の森本はプロ入り後、すぐさまライブシーンで頭角を現し、「森本を呼んでおけば、どんなライブも成立する」と言われるほどの信頼を獲得。「フワちゃんの親友」という不思議な立場で知名度を上げながら、バラエティでもポジションを確保しつつある。

 先日放送された『ランジャタイのがんばれ地上波!』(テレビ朝日系)では、ランジャタイ、令和ロマン・高比良くるま、チャンス大城という、とんでもないメンバーを相手に1人でツッコミ倒すというハードな企画に挑戦。的確なワードと場に即した温度感で、完全に“成立”させてみせた。

 その森本がYouTubeで精力的に取り組んでいるのが、「タイマン森本」というチャンネルだ。白い部屋に閉じ込められた森本の前に1人の芸人が現れ、森本が100回ツッコむまで部屋から出られないという、ストイックなツッコミ養成企画。この9月16日配信分にも、ユビッジャ・ポポポーが出演している。

 つまり、ツッコミ界の西のキング・粗品と東の新エース・森本が、2人ともユビッジャにボケ倒されてツッコミまくるという、まったく同じ構図の企画が公開されているのだ。