◆一人で粛々と仕事をする設定が好き
――作品のカラーとのお話がありましたが、主人公の高宮進は損保会社の内部監査室からさまざまな土地へと出張する監査員ですね。
眞島:住んでいない土地に一人で行って、粛々とチェックをして帰ってくる設定が、個人的には好きです。職人っぽいところが好きなので。こういう仕事の仕方もあるんだなぁ、楽しそうだなと。
――営業職の人が行ってその土地の人と仲良くなるのはありそうですけど、本作は監査ということで特殊ですね。
眞島:そこに進さんの面白さがありますね。監査は歓迎されないでしょうから。孤独な仕事だなと。そうした設定の面白さはあります。閉じているわけではなく、そんなに開いてもいないという絶妙なところだなと。
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