■楽しくはある、とても
アンチ化した小説家のファンと、その小説家がバディになっていく過程は会話劇としてのテンポもよく、不自然さは感じませんでした。
森野が、犯人を確信した瞬間に表情をなくして現場を去っていくシーンなど、キャラクターとしての深みを感じさせる場面もあったし、一方で「刑事ドラマの刑事は走るもんだろ」というバカリズム全力疾走(遅い)は、とても楽しかったです。
ワイドショーのMCが東京03・角田晃広だったり、サウナの店長が元・地球のマグ万平だったりと、お笑いファンに向けての目配せも抜かりないですし、今回の犯人だった熱波師・電撃ウィッチ麻尋(トリンドル玲奈)の造形もドンピシャだったと思います。
総じて、楽しくはあるんです、とても。
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