◆「ため息出るほどよかった?」毎熊克哉“浩次”の魅力

まず第1に、女性が抗えなくなるほどの“色気”。適度な低音でゆったりとしたしゃべり方。そして、柔らかくて優しいのにやたらとエロい触り方! 初回の冒頭から、郁子を抱きながら「郁子、俺のことかなり好きでしょ」とベットインし、終わったあとは「ため息出るほどよかった?」ってー!!

キラキラした男性にキザったらしいく言われたら興ざめしそうなこのセリフも、毎熊の落ち着いた佇まいと声だからこそ、妙なリアリティがあって色っぽい。陥落です。

「好きなオトコと別れたい」
©「好きなオトコと別れたい」製作委員会
そして第2の魅力は、人としての圧倒的な“包容力”。郁子のことはもちろんですが、周囲の人々を受け止める力がある浩次。困っている人を放っておけずに、寄り添わずにはいられない。ただ優しいのとは違い、相手が本当に欲しい言葉や行動を浩次はくれるのです。

郁子が別れられないのも分かる! 共感しかない!! それは、このいそうでいない浮世離れした存在の浩次に、毎熊がリアリティをもたせているからに他なりません。