◆ホットからクールへ、大胆な温度変化
孔明は、英子がバイトするBBラウンジのオーナーで、三国志オタクの小林(森山未來)に気に入られて働くことになる。孔明の初仕事がバーカウンターでのドリンク提供。客から注文を受け、手際よくカクテルを作る。
さすが向井理。俳優になる前の彼は、明治大学農学部卒業後、バーテンダーとして働いた。職歴がこういう場面で遺憾なく発揮される。したり顔であるわけでもなく、淡々と、でも見事なシェイクを披露してくれる。
「茶を点(た)てるよりは簡単です」と涼しい顔をする華麗な手さばきは、ネット上ですぐに話題になった。ドラマ公式Instagramでは、「リアルにこのスピード感でやっています!」と注釈。で、カクテルを作っている間の向井の顔の表面温度はどうか。
これが自然と下がっている。若干の火照りや前髪の乱れはあるものの、演技としてはクールダウン。もはや孔明役を超えた振る舞い(演技)ではあるのだが、微に入り細に入り、ホットからクールへ、大胆な温度変化で視聴者を沸かせてみせる向井理よ。
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