文春が「斎藤元彦知事はなぜ辞めないのか?」という巻頭特集を組んでいる。

 パワハラを告発したXを、知られたくないプライバシーを漏らすことで逆に追い詰め、「死をもって抗議する」とのメッセージを残して自殺。

 だがその後も、昨年11月の阪神・オリックス優勝パレードを担当していた課長が、寄付集めに苦労していたようで、4月25日に自死している。

 告発文書で名指しされていた片山安孝副知事は辞職を表明したが、斎藤知事にも辞職を進言したが、断られたという。

 そのほかにも「ワインおねだり」も発覚し、知事としての資格が問われているのに、斎藤は居座るつもりだという。

 文春によれば、総務省に入省して、30歳で新潟県の佐渡市に出向した時に、殿様扱いされることを覚えたというのだ。

 2018年には大阪府に出向、松井一郎や吉村洋文ら維新の連中と知り合い、松井から2021年5期20年にわたる長期政権を築いた井戸敏三の後継者に指名され、だれかれ構わず「知事になりたいんです」を連呼して、当選を果たしたそうである。

「最初に手を付けたのが、それまで井戸知事がやってきたことを全否定することでした。兵庫県が進めていた政策を全て止めたまではいいが、その代わりになることを特に何もしなかった」(兵庫県議)

 斎藤にはこのほかに、事務所費を父親宅に付けているのではないかという「疑惑」もあるという。

 だが本当の辞めない理由は、

「後釜を虎視眈々と狙っているとされるのは、犬猿の仲の泉房穂氏。辞めるに辞められないというのが本音では」(斎藤の知人)

 そんなことで知事の座にしがみつくか? これ以上自身の経歴を汚す前に、早く辞めたがいいと思う。