現代の大特集は「老化の科学」。売り物の記事が「トランプ2・0後の世界と日本」と「石丸伸二の大研究」。

 ポストの大特集が「『悪い歯医者』に騙されない!」。売り物であろう記事は「自民党『総裁選挙』予測」と「日の丸ブランド アシックスがナイキに克つ!」。

 老化と歯医者が悪いとはいわないが、週刊誌ならもっと時代に切り込んでほしいと思うのは、無いものねだりだろうか。

 トランプの記事は、カマラ・ハリスが思いもよらぬ支持率を集め、確トラではないかもしれない。私は、「女性初」というウリがトランプの「Make America Great Again!」に勝つかもしれないと考えているし、その方が大統領選が面白く見られると思うのだが。

 ポストの自民党総裁選など、読者はあまり関心がないのではないか。よほど新鮮な候補でも出てこない限り、石破、河野、加藤では岸田とどっこいどっこい。

 アメリカの大統領選の注目は、トランプとハリスの公開討論会だろう。日本も、実のある公開討論会をどんどんやったらいい。実質的な派閥におんぶにだっこの総裁選では、国民からそっぽを向かれる。