「乾涸びる」の読み方!正解は!?

正解は「ひからびる」です!

「乾涸びる(ひからびる)」は、一般には「干乾びる」や「干からびる」と書くので、かなり読みにくいといえるでしょう。

「乾涸びる」とは、ヒントでも示したように水や水分が全く無くなった状態のこと。

類義語としては「乾く、乾燥、干上がる、枯渇、かれる」などがありますが、それぞれ少しずつニュアンスが違うため、使い方には注意が必要です。

最後はこの漢字!「蓑笠」

「蓑笠」の読み方をご存じですか?

「蓑」と「笠」で「みのかさ」とも読みますが、別の読み方もあります。

いったい何と読むのでしょうか?

「蓑笠」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○りゅう」の4文字
  2. 音読みです
  3. 「○りつ」と読むこともあります

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「蓑笠」の読み方、正解は・・・


正解は

「さりゅう」

です!

ヒントに書いた通り「さりつ」と読むこともあります。

「蓑」は「植物で編んだ、雨や雪を防ぐ外衣」のことをさしています。

「笠」は「頭にかぶり、雨や雪、直射日光を避ける道具」です。「傘」と区別するために「かぶりがさ」と呼ぶこともあります。「笠」の字に本来「りつ」という読み方はありませんが、日本において慣用的に使われる「慣用音」と呼ばれるものです。

「蓑笠」は字の通り「みのとかさ」をあらわす言葉で、それを着用した姿のことをあらわすこともあります。

「貴さや雪ふらぬ日も簑と笠」

蓑と笠は、雨や雪を防ぐには優秀ですが、見た目に美しいものではなく、俗世を捨て悟った者の象徴としても描かれています。

松尾芭蕉が小野小町にまつわる説話を元にした姿絵「卒塔婆小町」を見た時に詠んだと言われる

貴さや雪ふらぬ日も簑と笠

という俳句では「(この姿絵の小野小町は)雪も降っていないのに蓑と笠をつけており(落ちぶれているが)悟りを得た姿として貴い」と評しています。

蓑と笠を実際に着用することは現代ではあまりありませんが「蓑笠」の様々な読み方を覚えておいてくださいね。

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