◆専門家の力を借りながら一緒に生きていく

「夫は、『絶対こうでなければいけない!』というこだわりの強い特性を持っていて、自分の意見を息子に押し付けてしまいやすい。それでは息子は生きづらいと説明していますが、理解をするのはなかなか難しいようです」

 発達障害の特性やその度合いは個人差があり、家族だけでフォローをしようとすると難しい場合もあります。綾子さんにはひとりで頑張らず、専門家の力を借りながら親子関係・夫婦関係の再構築を目指してほしいものです。

<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】

愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291