パリ五輪開幕直前に激震が走ったのが、体操女子主将・宮田笙子が出場辞退したニュース。未成年である宮田の飲酒と喫煙が発覚したことが、その理由だ。

「体操競技は、およそ人間離れした技の連続と鍛え上げられた筋肉から、非常にストイックな印象がありますが、実は愛煙家が多いスポーツ。昭和から平成にかけて日本が強かった時代の男子のトップ選手は、ほぼ全員が愛煙家でしたし、体操界のレジェンド・内村航平も喫煙者です。競技の特性として、持久力よりも瞬発力が要求されるので、タバコへの忌避感が弱いようで、大会では種目が終わるごとにたばこに火を付ける選手もいるほどです」(スポーツライター)

 かつては日本人男性の約8割がタバコを吸っていた時代もあったが、それも今や昔。喫煙者の肩身がすっかり狭くなる一方で、“身体が資本”のアスリートでもタバコを吸う人間はまだまだいる。