不朽の名作として名を馳せている映画『タイタニック』は実話という噂があることをご存じでしょうか?1997年に公開された本作は、境遇の違う男女の恋愛を描いています。この記事では映画『タイタニック』は実話かどうか、また噂されている都市伝説も解説しました。ぜひ最後までご覧ください。

タイタニック号とは

映画『タイタニック』は実話?ささやかれる都市伝説も含めてご紹介!
(画像=『Sorte plus』より引用)

映画『タイタニック』のタイトルになっているタイタニックは、ホワイト・スター・ライン社が所持する豪華客船・タイタニック号を指しています。1912年に2200人以上の乗客を乗せて、処女航海に出発しました。

4月12日にタイタニック号は、イギリスのサウサンプトンからアメリカ合衆国ニューヨークに向けて出港します。しかし氷山に激突し、北大西洋のニューファンドランド島沖に沈没しました。氷山に激突してから沈没までの時間は、2時間40分です。

タイタニック号は当時不沈の船だといわれていました。沈没してから残骸の回収に73年の歳月を要しており、沈没から100年以上経過した現在も詳しい情報は謎に包まれています。映画だけの出来事ではなく、タイタニック号は現実に存在した船です。

映画タイタニックにまつわる真実

映画『タイタニック』は実話?ささやかれる都市伝説も含めてご紹介!
(画像=『Sorte plus』より引用)

タイタニック号が沈没した直接の原因は、氷山に激突したためです。しかしなぜ氷山に激突したのかなど、決定的な部分については、100年以上経過した現在も明かされていません。

ここでは現実にタイタニック号の沈没した状況と、判明している限りの原因を解説いたします。現在判明している情報を整理したり、映画『タイタニック』との比較にお役立てください。

1912年4月15日”タイタニック号の沈没”

映画『タイタニック』は実話?ささやかれる都市伝説も含めてご紹介!
(画像=『Sorte plus』より引用)

1912年4月12日にタイタニック号は、イギリスのサウサンプトンからアメリカ合衆国ニューヨークに向けて出港しましたが、3日後の4月15日に氷山に激突します。氷山に激突したタイタニック号は船体が真っ二つに折れ、3時間足らずで沈没しました。

沈没した場所は、ニューファウンドランド沖です。タイタニック号が沈没した海域は、そもそも氷山が多い場所でした。実は氷山に衝突する前に、氷山の存在を繰り返し警告されています。しかしタイタニック号は、減速を行わずに進行を続行します。

映画『タイタニック』は実話?ささやかれる都市伝説も含めてご紹介!
(画像=『Sorte plus』より引用)

その後、タイタニック号は衝突の直前に氷山の存在を認識したようです。衝突の寸前に減速・回避を行いますが、氷山が船腹に激突します。衝突とはいうものの掠めた程度で衝撃があまりなかったため、衝突に気付かなかった乗客も多かったようです。

それでも船体の金属部位は低温でもろくなっていたため、氷山衝突によって損傷多数の場所で浸水します。タイタニック号は、氷山に衝突してから約30分経過後に救難無線を発します。結果として船体は真っ二つに折れて、これまでにないスピードで沈没しました。

タイタニックが沈没した原因

映画『タイタニック』は実話?ささやかれる都市伝説も含めてご紹介!
(画像=『Sorte plus』より引用)

タイタニック号の事故で1500人以上の方が亡くなりました。これほどまでに多くの犠牲者を出した原因は、様々な要因が複雑に絡み合った結果だといわれています。まず大きな原因は、タイタニック号に積んでいた救命ボートが不足していたことです。

タイタニック号は当時の最新技術を駆使して、不沈だと世界的な注目を集めた船でした。救命ボートの数以外にも船の力を過信していた部分があったともいわれています。

他に挙げられる沈没の原因として、船体が巨大だったため事態を把握することに時間がかかり、救難無線の発信が遅くなったことです。氷山に当たった際は、衝突に気付かなかった乗客もいたほどでした。

映画『タイタニック』は実話?ささやかれる都市伝説も含めてご紹介!
(画像=『Sorte plus』より引用)

海上の船は危険に直面した際に救難無線を付近の船に送ることができますが、タイタニック号の付近に居たカリフォルニア号無線を切っていました。

タイタニック号は救難無線だけでなく、信号灯で視覚でもわかるように救助を求めていましたが、カリフォルニア号が信号灯の意味を把握していなかったことも救助に向かえなかった原因です。

さらにタイタニック号の完成が遅れて出航が予定より1ヵ月遅れたことで流氷が多く、霧の多い視界になっていたことも挙げられます。