パパ活界隈に詳しい女性が声を潜めてこう解説する。

「卒業とは処女卒業のことです」

 またその女性はこうも付け加えた。宮沢は普段、「紐パンツ」を穿いていることでも有名で、テカテカの素材で面積も小さいんだとか……。

 こうした情報を丹念に収集した文春取材班は、宮沢の行動確認に動き出す。

 4月10日夜7時、宮沢は会合を終えて新宿内の自宅マンションに戻った。1時間半後の8時半、ボストンバックを抱えた長髪の女性が、マンションのインターホンを鳴らし、エレベーターで宮沢の部屋へと消えた。さらに1時間半後、再び現れた女性は入念にアルコールスプレーで手を消毒したのち、向かいの車に乗り込み、都内のホテルへと向かって行ったという。

 さらに翌11日。宮沢が帰宅した約30分後に、路地に男性が運転する車が停車。後部座席から、またもボストンバックを抱えた長髪の女性が降りてくる。前夜と別の女性だが、同じように宮沢のマンションを訪れ、インターホンを鳴らす。そして、彼女も同じ部屋に入っていったというのである。

 文春の“推理”によれば、彼女らはデリヘル嬢だという。

 だが、選挙に強くない宮沢は、地元選挙区の地盤固めや、私設秘書などの給与で、多額の金がかかるはずである。その上、議員宿舎ではなく都内にマンションまで持っているとなれば、かかりも多いのは間違いない。

 にもかかわらず、パパ活女性に金銭的な援助をしたり、デリヘル嬢に対価を支払ったりと、金の出入りも忙しそうである。その支払いに「裏金」が当てられた?

 そうした数々の疑問を直接宮沢議員にぶつけたのだが……。

 冒頭からの続きである。