◆デキる営業マンは細かいヒアリングを重ねてくれる

信頼できる営業マンのポイント
 よかれあしかれ、身の丈に合ったエリアを選べるかどうかが、郊外ベッドタウンでの住宅選びの鍵に。サポートしてくれる工務店の担当営業マンのよしあしも「購入後の満足度に直結する」と、乃村さんはいいます。

「デキる営業マンは、相手にどんなエリア・どんな物件がマッチするか見極めるため、まずはお客さんの生活習慣などをヒアリングします。例えば、『現在の趣味は?』『日頃、遊びに行く場所は?』など、プライベートでの人となりも分かるように、かなり細かい質問を投げかけてくれるんです。そういった質問がなく『駅近にこんな物件がありまして……』と真っ先に売り込んでくるのは、ダメな営業マンですから、注意してほしいです」

 漠然とした夢を抱きマイホーム購入に至ると、痛い目を見ることも。実際の生活を想像しながら、自身や家族にとってベストな選択をしたいものです。

【乃村一政】

(株)マイホム代表取締役CEO。1976年、奈良県生まれ。高校卒業後、吉本総合芸能学院(NSC)へ14期生として入学。約6年間の芸人活動を経て、訪問販売の営業マンに転身。2006年より住宅業界へ移り、2010年に奈良県でSOUSEIを設立。2021年にマイホムを設立。

<取材・文/カネコシュウヘイ>