◆若くしてマイホームを構えるなら“老若男女が住む街”

 さらに、ライフスタイル以外にも理由が。ご近所との生活レベルの違いで、後悔を口にする若い世代もいるそうです。

「分かりやすいのは“ママ友”のコミュニティ。子どもの年代が近い家族が多いことから、保育園や幼稚園、小学校では、親同士の厄介なマウント合戦に巻き込まれてしまうことも。普段の買い物でも『高級スーパーか、安売りのスーパーか』など、持っているレジ袋一つでも何を言われるかわからないといった話も聞きます。過去には、せっかく手に入れた持ち家だったはずが、息苦しくなってしまい引っ越してしまったという話もありました」

 若くして持ち家に住むなら「老若男女が住む街」だと、乃村さん。各々、世代の異なる人たちが暮らす環境では、ご近所と比較される心配がなく、コミュニティに溶け込みやすいというのは納得です。