そんな中、ニューヨーク・ポスト(電子版)などの米メディアが現地時間6日に「不祥事で通訳の職を失った水原被告の新しい仕事はウーバーイーツ配達員」と報道。黒のキャップと黒縁メガネ、パーカーにハーフパンツとラフな格好で、レシートの付いた料理を運んでいる姿が写真付きで伝えられている。さらに、水原被告が注文されたトイレットペーパーなどの日用品を購入する姿や、路上でたばこを吸いながらスマホを確認している姿なども撮られていた。

 これに対して、ネット上では「いくらウーバーで働いても26億円は返せないでしょ」「まじめにやってますアピールにしか思えない」「あんなことしなきゃ、今も『世界の大谷の相棒』だったのに」といった厳しい声が。その一方で「周りの目もあるのに、ちゃんと働き始めたのは立派」「社会復帰する意思があるだけでも褒めてあげたい」「当座の生活費のためだろうけど、仕事するのはいいことだと思う」といった擁護の意見もあり、賛否両論となっているようだ。

 ウーバーイーツで働き始めた理由については、保釈の条件に「積極的に就労する意欲をみせるか、就労を続けること」という項目があるからではないかと指摘されている。

 ただ、共通した見方としては「どれだけウーバーイーツで働いても26億円は返せない」という問題がある。さらに、水原被告は追徴課税や罰金として計3.8億円を米財務省に払うことになっており、大谷への賠償と合わせて約30億円の支払い義務が生じる。これらの支払い義務は、仮に水原被告が自己破産したとしても消滅することはない。