SMILE-UP.側にも言い分はあるのだろうが、国連欧州本部で開かれた会合で改めて「被害者への救済が不十分」と報告された影響は大きい。
大手のCMスポンサーやNHKなどは「被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に実施されていることが確認されるまで新規契約は見送る」との方針を打ち出し、多くのタレントが旧ジャニーズから後継事務所「STARTO ENTERTAINMENT」に移行した後も起用見送りを継続している。国連の会合で「被害者救済が不十分」と報告されたとなると、起用見送りの方針が今後もしばらく続く可能性が高まる。
実際、人気グループのメンバーにも影響が及んでいるようだ。28日付の東京スポーツWEB版によると、今秋での打ち切りが伝えられたフジテレビ系バラエティ番組『オドオド×ハラハラ』の後番組として、Snow Manの渡辺翔太とタレントの東野幸治がMCを務める単発番組のレギュラー化が企画されているが、先述の国連の報告書などの影響により、渡辺を続投させるかどうかは不透明な状況になっているという。
本来ならタレントたちは問題と無関係のはずなのだが、STARTO社に所属している限り、今後もしばらく苦難の道が続きそうだ。