王室の家族の絆が崩れ落ちた1992年
スキャンダルの多い英王室といえど、毎年のようにスキャンダルに見舞われることはさすがにない。しかし、毎月のように悪いことが起き、エリザベス女王が頭を抱えた年があった。理想的な家族を築けば、国民の信頼を得られると思い、家族の結束力を大切にしてきた女王だが、92年、王室の家族の絆が崩れ落ちてしまったのだ。
時系列でその1年の出来事を振り返ってみよう。
1月18日
セーラが子どもたちを連れてテキサス州の石油王と不倫している写真がフランスのタブロイド紙に掲載。
2月11日
インドのタージ・マハールを訪問していたダイアナ妃が、メディアの前でひとりきりでベンチに座り「孤独感」をアピール。かわいそうだと王室は批判を受ける。
3月19日
アンドリュー王子とセーラが離婚に向けて別居することを発表。女王が激怒して決めたものだとタブロイドは伝えた。