◆4度の値上げも、売上高は創業依頼初の1000億円突破!

王将の餃子
看板メニューの餃子が美味しいだけでは勝ち残っていけない時代です
 これまでの値上げ発表時にはX(旧Twitter)上で「きついなぁ」、「最後の砦やったのに」、「餃子300円越えよりライス中200円超えのほうがつらいな」と落胆の声も。

 ところが王将、客数は減るどころか、おいしくなったとSNSやテレビ番組などでも話題となり、客数を増やしているのです。

 2024年5月15日に発表した2024年3月決算では、売上高1014億100万円(前年同期比9.0%増)、営業利益102億8600万円(28.9%増)、経常利益104億9600万円(14.8%増)、同期の売上高は創業以来初の1000億円を突破しています。

 値上げによって客離れが加速するお店とは、いったい何が違うのでしょうか? そこで今回は、王将のメニューからその答えをひも解くことに。餃子だけに依存しないおいしさへの追求がありました。