◆家にある遊具を見て突然涙目に…

子供部屋
そんなことがあった翌月、また恭子さんが遊びにきたそう。

「今度は部屋に入るなり真っ直ぐにブルーナボンボン(バランスボールのような素材でできた、ミッフィーの形をしたバルーン遊具。子供が乗って遊べる)の元に行き『ごめん、これはかなり嫌な感じがする…』と恭子が涙目になってしまい、あ、これはただ事じゃないなと思いましたね」

その遊具は未華さんの夫の純一さん(仮名・35歳/メーカー勤務)が知人からもらってきたものでした。

「恭子がその不思議な力のせいで、相手が不安になるようなことを言ってしまうのが嫌だと悩んでいた話を先日聞いたばかりだったのですが『正直に感じたことを全部教えて』とお願いしたんですよ」

すると「前回のブレスレットと違って、この遊具にはピンポイント(=夫・純一さん)に向けた強い複雑な感情のようなものが詰まっているように感じる」と恭子さんは教えてくれたそう。

「それを聞いた時に、そういえば先日ふと夜中に目を覚ましたら隣に寝ているはずの純一が居なくて、スマホもなくなっていたので、あわてて探したらトイレにこもっていたことがあり、ちょっと怪しいなと感じたことを思い出したんです」