◆女として見られたくない

魚田コットン『スカートの呪いが解けるまで 幼少期からの性被害が原因で女らしさ恐怖症になった私』(はちみつコミックエッセイ)
魚田コットン『スカートの呪いが解けるまで 幼少期からの性被害が原因で女らしさ恐怖症になった私』(はちみつコミックエッセイ)
――魚田さんが”女性らしさ”に嫌悪感を抱くようになったのは、義父から性加害に遭ったことが大きかったのでしょうか。

魚田:義父がお風呂を覗こうとしたりすることが日常的にあったし、「女らしくしているとまた性的な目で見られるかもしれない」という気持ちが強かったです。

 小学校では敢えて下ネタを言ってみたり子どもっぽく振る舞っていました。

「男子は下品な女の子は好きにならないだろう」と思って、女の子として見られたくなくてやっていましたね。男の子に対してはわざとサバサバした感じで対応していました。