◆そんなに頑張らなくてもいい

数年前まで、ごく普通の会社員生活をしていた、かぜのたみさん。職場で浮かない服装を選び、ランチや飲み会の誘いにのって、同僚や上司にプレゼントを贈る。それが当然だと信じていると、いつの間にか疲弊している自分にも気づかずに、お金ばかりが出て行ってしまう。

毎月決まってお給料が入ってくる安心感と、「自分」が目減りしていく不安感。ふたつの感情が拮抗している状態が、いわゆる「頑張っている」感覚なのでしょう。

「いまの自分」をほどほどに気に入っていれば、無駄なお金も使わなくて済む、というのがかぜのたみさんの実感です。自分で自分を認められないと、ハードルを上げるための努力とそれに伴う悩みが増えてしまいます。

努力が悪いのではなく、周囲と比較しない、自分が好きな本当の自分を認めてあげると、楽に生きられるのではないでしょうか。