マッチングアプリを利用していると、不思議な人や「ちょっと変わっている……」と思ってしまう人に出会うこともあるものです。

 近藤沙智子さん(仮名・34歳)は、癖の強い男性とマッチング。男性の発言に怒りすら覚えたため、2回目のデートで反撃に出ました。

◆30歳を過ぎたから相手選びは妥協すべきだと思っていた

頭を抱える女性
※写真はイメージです(以下、同じ)
 沙智子さんは28歳の頃から、マッチングアプリを利用。20代の頃はマッチングした男性について女子会でああでもない、こうでもないと言いながら、婚活を楽しんでいました。

 しかし、一緒に婚活をしていた友達はやがて、みな結婚。気づけば、仲間内で独身なのは沙智子さんだけになってしまいました。

「いいなと思える人は何人かいましたが、結婚したいとは思えなくて。付き合って数ヶ月で別れる恋愛を繰り返していました」

 やがて、沙智子さんは親から「いい人いないの?」と聞かれるように。言葉を濁すと、「あんた、もう30歳過ぎてるんだから高望みしちゃダメだよ。ある程度のところで妥協しないと」と厳しい言葉を言われたそう。

「それを聞いて、たしかに婚活市場での自分の価値なんて想像以上に低いんだろうなと気づいたんです。顔も中身もドストライクな人を探したいだなんて、わがままだよなと思いました」