◆言葉にすれば叶う、それが人生

吉田さん
やりたいことをやりつくして、いつでも人生現役。還暦を過ぎ、70歳を超えてもなお元気。とはいえ、「人生は一筋縄ではいかない」と吉田さんは語ります。年齢を重ねれば体は衰え、できないことも不自由なこともできてきます。

「人の力が必要なときはお願いし、専門知識を持つ人に教えを請うこともある」という謙虚さも大切。年を重ね、人生経験を積み上げても、世の中の更新が止まるわけではありません。素直な心で時流に乗るのも、また人生を悠々泳ぐコツではないでしょうか。

なによりも自分の思いに忠実に、やりたいことを口に出し、実際にやってみるのです。言葉にすると、案外体が動いてしまうもの。

あなたの、今、やりたいことは何ですか。言葉に乗せれば、ほら、叶う日が向うから近づいてくるはず。私達も七転び八起きの人生を、笑顔で生きようじゃありませんか。

<文/森美樹>

【森美樹】

1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx