◆低年齢でレイプされることも…
ゆっぺさんのこの体験にコメントを寄せている公認心理師・臨床心理士の鶴田信子さんは、子どもの性被害の被害者支援を行っています。鶴田さんは子どもの性被害について、「子ども同士で被害者と加害者になっているケースも多く、子ども同士ゆえにその実態は明らかにされにくいものの被害数は多く、深刻な被害も含まれます」と言います。
また、保育園・幼稚園などの低年齢でも被害は起きており、その内容もゆっぺさんのように排泄行為を覗き見されたり、下着の中に手を入れて陰部を触られる、 性的な暴力を集団でおこなうことなどもあれば、中には低年齢で口腔性交(こうくうせいこう:口を使って行う性行為)や肛門性交、膣内性交など男女を問わず強制性交(レイプ)されたということもあるそうです。
鶴田さんによれば「低年齢の子どもの場合、そもそも自分の受けた行為が性暴力である、と認識することが難しく、親や周囲の大人に伝えられない」という問題があるとのこと。