◆キレられたら、その場で理由を聞くべき

さるころ「暴言を吐かれたり、キレられたりしたときは、その場で『何を思ってそんなことを言ったんだい?』と相手に確認することが大事だと思います。

私も以前は、イライラしている相手に何を言ってもしょうがないから、いったん我慢して、落ち着いたなと思ったときに『ああいうのはよくないよね』って言うのがオトナな態度だと思っていました。そういう態度が正しいと思っていたんですが、それは違うなって。

なぜなら、キレる人がキレ続けるのって、キレても許してもらえるからですよね」

全国のイライラしやすい人は、ギクッとしたのではないでしょうか。もちろん私もです。

「私のイライラに傷つきながらも許してくれる人がいる」ということなんだ……。

野田「キレる側としても、”許されて当然”と思っている部分があるんですよね……厄介なことに。彼女の言うとおり、キレることは加害行為なんですが、本人としては、むしろこっちが被害者だという気持ちでいっぱいなので」

さるころ「そもそも、相手を攻撃するときに自分が悪いと思って攻撃をする人はほとんどいないんですよ。何かひどい目に遭った、のカウンターとして攻撃してしまうわけで」