一方のヒカルはメインチャンネルで週3本のペースをキープしているものの、「Hikaru Games」では5カ月前が最後、「【公式】ヒカル切り抜きチャンネル」は2年前に更新停止、「Hikaru(歌チャンネル)」は2年前、「炎上軍の休日」は5年前までに7本の動画を投稿しただけである。
「YouTuberおもんない」と言い張る粗品が週に17本も動画を作り、YouTuberの立場を代弁するような発言を繰り返すヒカルが週3本の更新だけという逆転現象が起こっているのだ。
当然、更新頻度がこれだけ違えば再生数も違ってくる。直近1週間の粗品関連の17本の合計再生回数は448.4万回、ヒカルの3本の合計は336万回である。絶対数としては粗品だが、コスパを考えればヒカルの数字は極めて優秀だ。
特筆すべきは、ヒカルのメインチャンネルでは昨年7月20日に更新された「ヒカル相馬銀太が行く「福岡貧乏旅行」がハプニング続出だったww」という動画以降、100本以上のすべてで100万回再生を超えていることだ。
YouTuberが「おもろいか、おもんないか」は横に置くとして、ヒカルが強気な言動を繰り返す裏には確たる数字の後ろ盾がある。そして粗品は、おそらく本気でYouTuberを追い落とし、この世界でも天下を獲ろうとしている。その意思が、週17本という更新頻度から感じられる比較結果だった。
(文=新越谷ノリヲ)