■生きるか死ぬかの人と、そうじゃない人

 冒頭、路上でボコられて顔面骨折、さらに気胸も起こして死にそうになっているアゼルバイジャン人が、ヨウコさんたちが勤める「聖まごころ病院」に搬送されてきます。

 この外国人はパスポートも保険証も現金もカードも持っておらず、仮に治療が成功しても医療費を支払うことはできなそう。経理のおばちゃんは不満そうですが、とりあえず目の前の命を救うのがヨウコさんですので、周囲に的確な指示を出しつつ処置にあたります。

 そんな折、病院の待合室ではひとりの白人が順番を待っていました。アゼルバイジャン人をボコった男で、右手を骨折しているかもしれないという。明らかに緊急性はありません。この男はパスポートを持っていて、インバウンド保険にも入っていて、お金も払えそうでしたが、手が回らないのでほかの病院に回すことになりました。

 生きるか死ぬかの人と、そうじゃない人の対比を描いてスタートした第3話。前回に引き続き、トー横キッズのマユ(伊東蒼)が登場しました。