◆自分は不器用。でも器用じゃなくてよかった

――「不器用」と言われて嬉しかった?

細田「はい。自覚しているのですが、僕は器用な人間じゃないんです。事務所のレッスンも、小学校とか小さいころからずっとやってきていて、ずっと“不器用だね”と言われてきました。

自分の性格上、器用だと、いろんなことを“こなして”過ごしていきかねないんです。それは危ないなと。天狗になりやすい危険性があるというか。器用だったら、8割程度でもいろんなことをできちゃって、それを繰り返して、結局は成長しなくなってしまうんじゃないかなと」

細田佳央太
――不器用だからこそ、こつこつと成長していけると。

細田「そうですね。だから自分の性格としては、器用じゃなくてよかったと。だから“不器用だよね”と言われて嬉しかったんです。不器用だからこそ、一生懸命やらないとスタートラインにも立てなかったんですが」