◆熱狂的ファンがいる原作の実写化にも自信は「ちゃんとある」
――『七夕の国』の原作は、『寄生獣』で知られる漫画家・岩明均さんが、1996年から1999年にかけて不定期連載した伝説の同名SFコミック。細田さんは、物に触れずにあらゆるものに、小さな穴をあけるという“超能力”を持った大学生・南丸洋二(ナン丸)を演じています。原作の熱狂的なファンも多い作品ですが、細田さんは2001年生まれ。プレッシャーもあとからじわじわきているのでは。
細田佳央太さん(以下、細田さん)「オファーをいただいてから原作と脚本を読ませていただきました。映像化する際には、舞台を現代に移していますが、原作の内容に沿っているので、脚本を読んでも違和感はありませんでした。実写化の情報解禁が撮り終わった後だったので、プレッシャーに関しては、その時に実感しましたね。
撮影中に情報解禁されていたら、もしかしたら緊張することもあったかもしれないです。でも少なくとも、できたものに対して、自信があるかと聞かれたら、ちゃんとあるので。それだけ素晴らしい監督やキャストのみなさん、スタッフのみなさんに囲まれてできた作品。それだけで大丈夫だと思っています」