「億り人」を見つけるには?
会社四季報の株主欄をよく読むと「億り人」の行動を捕捉できることに近年注目が集まっている。さらに、「大量保有報告書」でも「億り人」を見つけることができる。と言うのも、上場会社の株券等について、新たに発行済株式総数の5%超を取得した場合や、その後1%以上の増減等が生じた場合等に、投資家が土日祝日を除き5日以内に、大量保有報告書もしくは大量保有変更報告書を提出しなければならないと決められている。時価総額の小さい銘柄の場合、投資資金が大きいがために、発行済株式総数の5%超になってしまう場合もあるからだ。
そこで今回は、成長株や中小型株等への投資で個人投資家の注目を集めている「億り人」を、最新の会社四季報2018年夏号から厳選して紹介する。「億り人」の多くが、数十万円、数百万円から株式投資を始めて、今がある。つまり、個人投資家の誰にでも「億り人」になるチャンスはあり、それが株式投資の醍醐味だろう。
「億り人」も適宜銘柄の入れ替えを行っているため、どのような視点で銘柄を選んでいるのかといった視点から保有銘柄を見れば、今後の投資戦略も立てやすくなるかもしれない。自分の銘柄選択眼にヒントを与えてくれる「億り人」を探してみても面白いだろう。
カリスマ個人投資家が選んだ銘柄は?
億り人の中でも極めて資産額の大きいカリスマ個人投資家はどんな銘柄を選んでいるのだろうか。2018年7月2日時点で調査した(あいうえお順・敬称略・上位5銘柄まで)
片山晃
オープンドア <3926>
HEROZ <4382>
歯愛メディカル <3540>
テモナ <3985>
岡山県貨物運送 <9063>
小手川隆
オリエントコーポレーション <8585>
ファルテック <7215>
ユニチカ <3103>
五味大輔
そーせいグループ <4565>
LIFULL <2120>
イー・ガーディアン <6050>
マネーフォワード <3994>
デジタルメディアプロフェッショナル <3652>
中谷宅雄
ギガプライズ <3830>
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン <6085>
エコモット <3987>
吉岡裕之
エスクリ <2196>
GMOクラウド <3788>
第一カッター興業 <1716>
クロス・マーケティンググループ <3675>
チャーム・ケア・コーポレーション <6062>
文・横山利香(CFTe、ファイナンシャル・プランナー)/ZUU online
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