◆小学生で知ったお笑いの力

キンタロー。さん
インタビュー中も、たびたびモノマネも交えつつ、ユーモアたっぷりに熱い思いを話してくださったキンタロー。さんですが、芸人を志したのは小学3年生のときに出会った先生がきっかけでした。

「とにかくみんなで踊って、先生がいいな、と思った子を壇上に上げていったんです。男子がみんなめちゃくちゃに踊っている中で、当時、わりと寡黙なタイプだった私がギャップで笑いが起きて。それが人生で初めて明確に笑いを取った瞬間でした」

それまで、友だちの輪の中に入ることは苦手だったのに、それをきっかけに一転。「おもしろいんだね」と言って自然と友だちができていくようになりました。

「笑いの力によって友だち作りという難関をクリアしたから、幼いながらに笑いってすごいな、と思ったんです。そこから笑いにとりつかれていたというか。みんなを笑わせていれば、友だちが増える、というところから私の笑いが始まりました」