つまりは、原作の配置を元にして、ドラマのためにオリジナルの謎が立ち上げられているということです。
原作では「カルトと血と怨讐のホラーミステリー」といった感じの謎解きが進行中ですが、おそらくドラマ版は「虐待」をキーワードにシンプルでメッセージ性の高い方向で改変されると思われます。謎が主役ということは、主役の顔を見せずにドラマが進んでいくということです。かなりガチでド根性な作劇が行われています。
ここまで、このドラマは独特の緊張感を描き出すことに成功しています。今のところおもしろいけど、おもしろいドラマかどうかは謎が明らかになって見ないとわからないのでレビューに困る作品です。あとはホントに、仕掛けられた謎のクオリティだけの勝負。楽しみです。
(文=どらまっ子AKIちゃん)