■あくまで主役は「謎」
このドラマは「リッカ」の謎を中心に展開していくようです。誰もが謎を抱え、謎に振り回されている。
7年前、「リッカ」を巡る謎にどんな結論が与えられ、なぜ冴木は刑事を辞めたのか。その冴木の前に7年後に再び現れた「リッカ」のタトゥーを手首に入れた少女の正体は。
リッカ、ドラマでは明かされていませんが、原作コミックでは「六花」と表記することがわかっています。
十三という名前の男の家の地下室で13人が殺され、六花のマークを共有する6人が生き残っている。
興味深いのは、現在原作コミックは7巻まで発売されていますが、この謎がまだ解き明かされていないのです。謎の途中でドラマが始まっている。原作には7年後のリッカ少女は登場しませんし、身柄を拘束された灰川の死に方や、生き残りの1人である神代(杢代和人)の設定にも改変が加えられています。