■すんごい急展開

 7年前、19人の子どもを誘拐し、山奥の邸宅で一緒に暮らしていた灰川十三(小日向文世)。その地下室から13人の子どもの白骨死体が見つかり、手配がかかるとあっという間に身柄を確保されました。

 生き残った6人のうち、捜査にあたっていた警察署の刑事・冴木(成田)の義理の弟を含む5人の身元が判明。5人は灰川を「お父さん」と呼び、事情聴取に対して「お父さんは犯人ではない」と口をそろえます。

 しかし灰川自身は取り調べに対して犯行を自白。事件は解決を見たかに思われましたが、生き残りの1人である花音(吉川愛)が何者かによって階段から突き落とされる傷害事件が発生。花音は灰川邸事件の真犯人が自分を突き落としたと刑事・冴木に告げ、灰川の自白に「誰かをかばっていた」という疑念を持っていた冴木も、ふたたび捜査に乗り出すことに。

 灰川邸事件の現場に描かれていた六角形の記号は「リッカ」のマークと呼ばれ、生き残りの子どもたちはみなそれを灰川から「家族の証」と説明されていたそうです。花音はリッカのキーホルダー、同じ生き残りで今はタトゥースタジオで彫師をしているマヤ(仲万美)は背中に大きなリッカタトゥー、そのほかの面々もリッカグッズを持ち歩くなど、灰川の家で暮らした者たちは今もリッカでつながっているようです。