当選確定後、藤本氏は「市長派、反市長派とかで足を引っ張り合う時代ではない。多くの課題を『オール安芸高田』で1歩1歩前に進めたい」と口にした。また地元の報道関係者は「選挙は石丸氏と対立していた市議の多くが藤本氏を支援したが、その市議たちは藤本氏が当選して胸をなで下ろしている。市議たちのみならず、石丸氏からいいようにこき下ろされた地元のメディアも同様。石丸氏が推し進めた政策の長所を取り入れればいいので、再び市制に平穏が戻るだろう」

 都知事選で石丸氏は、20代から40代の無党派層を取り込み、小池氏の対抗馬とされていた前参院議員で、立憲民主党&共産党の支持を受けた蓮舫氏を大きく上回る得票を獲得した。

 しかし、ここで気になるのが出身地でもある安芸高田市での“支持率”。登録者数42万人の時事ネタを扱うYouTubeチャンネル『一月万冊』に、6月26日に「直撃!安芸高田市!石丸伸二氏を勝手に出口調査!」と題した動画がアップされた。

 その動画では、ジャーナリストの澤田晃宏氏が6月25日に安芸高田市の商業施設で100人に調査し、「あなたが東京都民なら都知事選で誰に投票しますか?」のアンケート結果を発表している。

 アンケート用紙の選択肢は「年代」、「性別」、候補者は「小池百合子、蓮舫、石丸伸二、田母神俊雄、その他、わからない」の6択だった。