◆【症例:新型コロナ後遺症】
ほぼ寝たきりだったNさんが職場復帰するまで
Nさん(32歳・女性)はコロナワクチンを3回接種していましたが、2022年7月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患しました。
38℃台の発熱が3日間に加えて、咽頭痛、痰、咳がありましたが、これらの症状は2週間程度でほとんどなくなりました。しかし、その後も強い倦怠感、疲労感、頭痛、動悸、めまいや立ちくらみなどの症状が続きました。
いったんは職場に復帰しましたが、仕事を続けることは困難となり、すぐに自宅療養となりました。
産業医のすすめで大学病院のコロナ後遺症外来を受診し、漢方薬を投与されるも改善はなく、ほとんどの時間を横になっているという状態が3か月続きました。