4.湯西川温泉(栃木)

鬼怒川のさらに奥地、湯西川の渓谷に沿って宿が並ぶ温泉地。古くから平家落人伝説の残る集落で、標高は約750m前後とそこまで高地ではありませんが夏の夜でもクーラーいらずの涼しさです。

渓谷に面して露天風呂を設けている宿が多く、渓谷の爽やかな風が吹くなかでの温泉入浴は最高のひととき。夏の暑さで疲れた身体を癒してくれる避暑地です。

5.東京都檜原都民の森(東京)

三頭山(みとうさん)の中腹、標高1,000m〜1,500mに広がる都民の森。ハイキングコースがいくつも整備されており、夏の気軽なハイキングには“森林セラピーロード”にも認定されている三頭大滝コースがおすすめです。

都民の森の中でもっとも勾配が少ない道のりで、「大滝の路入口」から片道20分で落差35mの「三頭大滝」へと到着します。滝の前にかけられた滝見橋から滝を見下ろすことができ、清涼感たっぷりです。

6.谷川岳 天神峠(群馬)

photo by キング&アドラーさん

谷川岳ロープウェイと天神峠リフトを乗り継いで、気軽に辿り着ける標高1,502mの峠。遮るものがないため日差しは眩しいですが、夏でも気温25度を超えることは少ない避暑地です。

峠には天神平天満宮と弁財天が鎮座しており、雄大な景色のなかに佇む鳥居が絵になります。ここから谷川岳山頂を目指すこともできますが、片道3時間ほどの登山コースになるため本格的な装備が必要。ハイキングで十分という方は、峠の一帯を少し歩くだけでもリフレッシュできて気持ち良いですよ。

7.霧降高原(栃木)

霧降高原のニッコウキスゲ

赤薙山(あかなぎさん)斜面に広がる高原地帯。標高約1,200m〜に位置しており、霧降高原道路が整備されているので車で気軽にアクセスできます。

見どころであるキスゲ平園地には、6月下旬〜7月中旬にかけて約26万株のニッコウキスゲが花を咲かせます。また同じく高原に位置する大笹牧場で、放牧されている牛やヒツジを眺めた後は、希少なブラウンスイス牛の牛乳を使った濃厚なソフトクリームやジンギスカンをいただくのも良いですね。

8.四万の甌穴群(群馬)

四万温泉の入り口にある景勝地。甌穴とは、川底の石が水流によって同じ場所で回転し続け、数万年もの際月をかけて穴が開いた場所のことで、四万甌穴には大小8つの甌穴が点在しています。

水辺まで降りることができるので、暑い夏の避暑には最適。川の水は夏でも驚くほど冷たく、足をたっぷり浸して、夏の暑さを忘れましょう。