“がまんするダイエット”で挫折を繰り返していませんか? 管理栄養士の伊達友美さんも、かつてはそうでした。が、食べてやせる「プラス栄養メソッド®️」をベースに20kg減量に成功、30年以上も食事カウンセリングを続けています。伊達式の「太らない食べ方」とは?(以下、著書『夜中にラーメンを食べても太らない技術』をもとに再構成)

◆ハンバーグなど挽き肉料理の残念な点

やせやすい体づくりには、代謝を上げる栄養素をプラスすることが重要です。ですから、ダイエットには「クオリティの高い肉食が正解」と、以前お伝えしました。中でも、脂肪燃焼効果が期待できる「L-カルチニン」という成分を多く含む、牛、豚、羊といった赤身の肉がおすすめです。

ハンバーグ
しかし、せっかくの赤身の肉でも、餃子やハンバーグ、ミートボールのように挽き肉に「加工」してしまうと、脂肪燃焼効果は減ってしまいます。

挽き肉類は柔らかいため、食べ物を消化・吸収するときに使うカロリーが少ないからです。また、外食やお弁当、冷凍食品など挽き肉の加工品には、つなぎとしてラードや小麦粉が入っている場合があります。なかには、低コストで味をジューシーにするために、挽き肉に質の悪い植物油を混ぜて販売している場合もあるようです。これでは、体内代謝は悪くなる一方で、いいことは一つもありません。

そこで、赤身の肉を食べるときは、ぜひ「原型」に近い状態で食べてほしいと 思います。