dポイントを10%増やせるキャンペーンが8月に行われますが、もうひと工夫でさらにdポイントの価値を増やせます。dポイント10%増量キャンペーンの前に、dポイントをお得に増やす方法をおさえておきましょう。中には1ポイント2円以上の価値にできる方法もあります(文中価格はすべて税込み)。

dポイントをマイルに交換する──1ポイント3円以上で使える場合も

dポイントは1000ポイントを500JALマイル(2ポイント=1JALマイル)に交換でき、1ポイントを3円以上にできます。

たとえば、羽田から福岡までの航空券(通常5万200円)との交換に必要な最低マイルは、8000マイル(1万6000ポイント相当)なので3分の1以下です。目的地で必要マイルが異なるため、どれくらいお得になるかは変わります。

ローソンのお試し引換券と交換──1ポイント約2円相当で使える

ローソンではdポイントをお試し引換券と交換でき、最近の例でも1ポイントが約2円になってお得です。

対象商品は毎回異なりますが、7月はハーゲンダッツの「バー ショコラミントクランチ」(定価351円)が170ポイント、赤城乳業の「ガリガリ君ソーダ」(定価86円)が40ポイントでもらえます。

お菓子、ヨーグルト、ソフトドリンク、お酒など対象商品はさまざまです。

dポイントを投資・運用で増やす

dポイントを運用に回せばdポイントをもっと増やせるかもしれません。

たとえばdポイントを運用ポイントに移行して運用する“投資体験”サービス「dポイント投資」や、実際の投資にdポイントをあてられるロボアドバイザーサービス「THEO+ docomo」などがあります。いずれも投資先を細かく選ぶ必要はなく初心者でも始めやすいと言えるでしょう。

資産運用の経験があって投資先を自分で細かく選びたいなら、「日興フロッギー+ docomo」。dポイントで個別株やETF、REITなどが買えます。

さらに、マネックス証券では秋頃から、dポイントで投資信託が買えるようになる予定です。

ただし投資や運用にはリスクがあり、必ずポイントが増えるわけではないことに注意しましょう。

ポイントを使った買い物で、ポイントが貯まる方法と貯まらない方法がある

dポイントを使って買い物すると、通常はポイントがつきませんが、ちょっと工夫するとポイントを使った買い物でもポイントがもらえます。それは「d払い」を使う方法です。

d払いのdポイント利用は、d払いアプリを開き、バーコードの下の「dポイントを利用する」にチェックして支払うだけです。

d払いを使わないと、たとえば、現金800円と200ポイントを使って1000円のモノを買った場合、ポイントの対象になるのは800円分だけです。

しかしd払いにチャージした現金800円と200ポイントで払えば、ポイント付与の計算の対象が1000円になるという具合です。

文・浜崎遥翔(フリーライター/ファイナンシャルプランナー)
薬剤師として調剤業務に従事しながら、独学でファイナンシャル・プランナーの資格を取得。 ファイナンシャルプランナーの知識や自分の節約・資産形成の経験を活かした発信をしたいと思い、金融メディアを中心に執筆活動を開始。現在は薬剤師から専業ライターに転身し活動中。

編集・fuelle編集部