dポイントを効率的に貯めたい人は、買い物のときにdポイントカードを提示する以外にも、銀行口座や健康アプリ、ネットショッピングなどのサービスとdアカウントの連携を行いましょう。

「dスマートバンク」に登録すると年間最大1860ポイントもらえる

dスマートバンクは、NTTドコモと三菱東京UFJ銀行のデジタル口座サービスで、三菱UFJ銀行の口座とdアカウントをひもづけた上で、以下の条件を満たすと、毎月dポイントが貯まります。

①給与・公的年金を受け取る……5ポイント
②ドコモ利用料金(ドコモ携帯やdカードなど)の引き落とし……50ポイント(3年目以降は25ポイント)
③スマートバンク口座からd払い残高へ5,000円以上チャージ、かつd払い残高を使って5,000円以上買い物……dポイントクラブ会員ランクの応じて最大100ポイント

3つの条件全てを全て満たした時にもらえるポイントは、月に155ポイント(3年目以降は130ポイント)、1年間で1860ポイント(3年目以降は1560ポイント)です。

給与・年金の受け取りやドコモ利用料金の支払いをdスマートバンクに一度設定するだけで、毎月自動的にポイントが貯まります。

3つ目の条件は一見難しそうですが、オートチャージの設定を行った上で、普段からd払いを使うようにするとよいでしょう。

dスマートバンク

「dヘルスケアアプリ」歩くだけでポイントがもらえる

dヘルスケアアプリはNTTドコモが手掛けるdポイントがもらえる健康管理アプリです。アプリには「1日で◯歩を達成する」「体重や血圧を記録する」といったミッションが届き、クリアすると抽選でポイントがもらえます。

無料版でもdポイントがもらえますが、より多くのミッションが届きポイントが貯まる有料版(月額330円=税込み)も用意されています。初回31日間は無料で使えるので、どれくらいお得にポイントが貯まるか試してみても良いでしょう。

dヘルスケアアプリ

Amazon・メルカリにdアカウントを登録──買い物のたびにdポイントが貯まる

Amazonとメルカリはdアカウントを一度連携するだけで、毎回の買い物の際にdポイントが貯まります。付与率はAmazonが5000円以上の買い物で1%(1会計最大100ポイント)、メルカリは0.5%です。

さらに、ドコモユーザーはAmazonへの支払いにd払いを使うと、d曜日(毎週金・土曜日)キャペーンにより、還元率が最大6.5%になります。 d曜日キャンペーンは毎月行われていますが、毎月のエントリーが必要です。

証券会社にdアカウント登録すると投資信託の残高に応じてdポイント

SBI証券とマネックス証券では、持っている投資信託の残高に応じて、毎月ポイントが貯まります。付与率は合計保有残高や銘柄によって異なりますが、SBI証券は0.1%から0.25%、マネックス証券は0.03%から0.08%(dポイントと等価交換できるマネックスポイントが付与)です。

どちらの証券会社も最初に設定をしておけば、毎月自動的にポイントが貯まります。

さらに、マネックス証券ではdカードを使ったクレカ投信積立が7月から始まりました。

付与率は5万円以下の部分は1.1%、5万円から7万円以下の部分は0.6%、7万円から10万円以下の部分は0.2%です。dカードGOLDを使ったNISA口座への積立なら10万円までの全額で付与率が1.1%になります。

文・浜崎遥翔(フリーライター/ファイナンシャルプランナー)
薬剤師として調剤業務に従事しながら、独学でファイナンシャル・プランナーの資格を取得。ファイナンシャルプランナーの知識や自分の節約・資産形成の経験を活かした発信をしたいと思い、金融メディアを中心に執筆活動を開始。現在は薬剤師から専業ライターに転身し活動中。

編集・fuelle編集部