◆生肉に付いた菌が体内に入ると、何が起きる?
生肉の表面に多くの菌が付着していることは、みなさん知っていますよね。政府広報オンラインでは、食中毒の発生件数の多いものとして、カンピロバクターや腸管出血性大腸菌(O157、O111など)を挙げ、次のように説明しています。
カンピロバクターは鶏や牛の腸管内にいる細菌で、生の鶏肉や牛肉の表面に付着しているほか、肝臓の内部にも存在しているようです。菌が体内に入ると1~7日で発熱や腹痛、下痢、吐き気を起こします。
腸管出血性大腸菌は主に牛の腸内に存在する細菌で、カンピロバクターと同様に少量に菌からでも感染します。2~7日ほどで発熱や腹痛、下痢、血便、吐き気や嘔吐といった症状を引き起こし、とりわけ抵抗力の低い子供や妊婦、高齢者では重篤になりやすいため注意が必要です。