◆残業代ナシの実態が発覚「業務外の仕事は勉強でしょ」
「Aさんは多方面から調子よくいろいろと引き受けて、なんとか終わらせるために、小間のように部下を動かしていただけでした。
仕事を頼むときは『成長できるチャンス』と言いながら、実際は納期をせっつくだけの完全放置で、アドバイスすらありません。断れない人はターゲットにされて、雑用をどんどん押し付けられていました」
さらに追加業務のために残業を申請しても、「僕は“スキルアップのための勉強時間”を業務だなんて思わないけどなぁ~」と、オーバーリアクションで驚かれたのだとか。彼にとって残業は“スキルアップしている時間”という認識なのです。
「申請した残業のほとんどは“勉強の時間”にすり替えられました。結局、彼の部下の残業代が少ないのは、あれこれ難癖をつけて認めないからだったんです。実際はみんな持ち帰ってやっていましたよ。つまりはサービス残業です」