■28歳男性の仕事を描かない冷酷っぷり
弥生さん(有村架純)は、化粧品メーカーに勤務する30歳。どうやら商品企画の責任者のようで、香料の担当メンバーに「もっとサンプル持ってこい」と圧をかけるなど、バリキャリぶりを発揮しています。年下彼氏もいるようで、順風満帆なご様子。
その弥生さんの年下彼氏である夏くん(目黒蓮)が、このドラマの主人公。大学時代から同じアパートに住み続け、弥生さんの「夏休みいつ取るの? 合わせるよ」という健気な問いかけにも「うん」とも「ううん」とも取れない曖昧な答えを返すボンクラです。それでも、弥生さんは夏くんが好きみたい。何しろ夏くん、顔面がすこぶるかわいいからな。
そんなボンクラの夏くんに電話がかかってきて、大学時代の元カノ・水季(古川琴音)が亡くなったという。葬式に駆け付けてみると、そこには6歳くらいの海ちゃん(泉谷星奈)という女児が。それは、水季が夏くんに内緒で産み、シングルマザーとして育てていた夏くんの実の娘なのでした。
いろいろあって、海ちゃんに「夏くんは? 夏くん、海のパパでしょ? 夏くんのパパ、いつはじまるの?」と詰められて、『海のはじまり』は第2話へ。
全編、怖いです。