夫婦間でお互いを呼ぶ場合は、今まで通り名前やニックネームで呼んでも問題ありませんが、オフィシャルな場での呼び方に悩む方も少なくはありません。そこで本日は、配偶者の呼び方の意味や使い分けのマナーをご紹介します。ご自身が置かれたシチュエーションに応じて正しく言葉を選ぶことで、相手に失礼のない対応を行いましょう◎

新婚カップルが最初に悩むのが配偶者である旦那さんの呼び方。夫婦間でお互いを呼ぶ場合は、今まで通り名前やニックネームで呼んでも問題ありませんが、オフィシャルな場での呼び方に悩む方も少なくはありません。

そこで本日は、配偶者の呼び方の意味や使い分けのマナーをご紹介します。ご自身が置かれたシチュエーションに応じて正しく言葉を選ぶことで、相手に失礼のない対応を行いましょう◎

配偶者の呼び方の意味

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

冒頭お伝えした通り、夫婦間で会話をするときと、第三者がいる場所とでは、配偶者の呼び方を変えるのが一般的です。夫婦間では、交際時と同じように名前やニックネーム呼びをしていてもオフィシャルな場では、配偶者のことを「夫」「旦那」などと呼ぶ方がほとんどです。

しかし、意外にもこの「夫」「旦那」の使い分けのマナーを「知らない」という方もいらっしゃいます。そこでまずは、配偶者の呼び方の意味についてご紹介します。

夫の意味

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

夫とは、配偶者である男性、また成人した男性という意味を持つ言葉です。例えば婚姻届けなど、公的な文章では、配偶者のことを夫と表記されていることから、配偶者を表す言葉としては最もメジャーだと言えます。

また近年では女性の社会進出やジェンダーの平等という観点を受け、男性配偶者のことを主人と呼ぶのは相応しくないと判断される機会が増えています。そういった社会的な背景を受け、オフィシャルな場では、配偶者のことを「夫」と呼ぶ女性が増加傾向です。

主人の意味

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

家の主、自分が仕える人という意味を持つ主人という呼び方。こちらも女性が配偶者のことを表すときに使う言葉のひとつです。しかし、先ほどお伝えした通り、近年では「主従関係を表す主人という言葉は相応しくない」と考え、使用を控える傾向にあります。

一方で会社の上司など目上の方と話す時は、他に代用できる言葉がないため、配偶者のことをあえて「主人」と呼ぶ人も少なくはありません。しかし、筆者の周りを見ていても、自分の配偶者のことを主人と呼ぶ女性は、専業主婦世代の方に多く、共働きの家庭の多くは、配偶者のことを主人とは呼んでいない傾向があります。

旦那の意味

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

家族間や友人間で使われることの多い「旦那」という言葉ですが、こちらは女性が配偶者をくだけた表現で呼ぶときに使用されます。つまり、職場の上司など目上の方と話す際に使うのは本来御法度。あえて使う必要はなく、基本的には使用を控えるようにしましょう。

また、女性のなかにはご自身の配偶者に対して「旦那さん」と呼ぶ方も少なくはありません。しかし、本来身内に敬称を使用して話すのはおかしなことです。本来の使い方としては、他人の夫に対して旦那という言葉を使う際に、敬称である「さん」を付けます。